--------------------原子番号:22
元素記号:Ti
原子量:47.88
の金属原子
--------------------地球を構成する地殻の成分として多い元素
ルチルやチタン鉄鉱といった鉱物の中に多数含まれる。
■特徴■・鋼鉄と似た色合いの
銀灰色の光沢・金やプラチナの
約1/4の軽さ・鉄やステンレスの
約3倍の強度・耐食性に優れ、海や温泉でも
変色知らず■性質■沸点:3287度
融点:1668度
・空気中では常温で酸化被膜を作り内部が保護される。
・磁石をわずかに引きつけられるほどの弱い常磁性を持つ。
・極めて低い電気伝導性、熱伝導性を持っている。
■歴史■1791年イギリスで、聖職者ウィリアム・グレゴールが発見。また、彼は発見した場所にちなんで、メナカイトと命名したが一般的には知れ渡らなかった。
チタンは他の金属と違い、非常に酸素との結合力が強く、鉄やアルミニウムと同様の方法では酸素を取り除くことが出来なかったため、
利用されるようになるまで時間がかかった。この頃はチタンを単体として分離する手法がなかった。
ハンター法、クロール法により、金属チタンが誕生した。
実際に生活の中で使用され始めたのは今世紀半ばから。
■名前の由来■1975年、ドイツの化学者クラプロート(M.H.Klaproth)は新元素を認め、ギリシャ神話の巨人タイタン(Titanen:巨人)にちなんで、チタン(Titan)と名付けた。
ちなみに、チタンは木星の衛星の名前にもなっている。